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数字だけ並べた経営計画書を作っていませんか?
会社を経営していく上で、経営計画書は必須です。なぜならば会社のビジョンを数値管理していくためには経営計画書はとても有効なツールだからです。
ただ、その経営計画書を作成するときに、今期の売上高については前年の6%UPは欲しいから、前年の売上高×1.06と計算した売上高を経営計画書に書いていませんか?このような経営計画書の作成も間違いではありません。実際に順調に経営をされていらっしゃる会社もあります。
しかし前年対比の数値だけで経営計画書を作成すると、大きな落とし穴に陥る事があります。その落とし穴が何かと言うと、数値だけ一人歩きをしてしまい、目標不達成が常駐化する事なのです。
ではなぜ、前年の売上高だけで経営計画書を作成すると目標不達成になりがちになるのでしょうか。
実はその理由はいたって簡単です。
なぜならば、目標不達成が常駐化する原因は、具体的な行動計画を伴った経営計画書を作っていないからです。
社員に対して具体的な行動計画もなく、目標数値が提示されただけで、果たして社員は目標数値を達成することができるのでしょうか。確かに優秀な社員であれな、上司からの指示が乏しくても自分で何をすべきか考え、行動に移し、結果として目標数値を達成することができるでしょう。
しかし一般的な話で言えば、社員は自分が何をするのか理解せずして、目標数値を達成することは困難です。だからこそ具体的な行動計画が伴った経営計画を作成することが必要なのです。
では、現場で使える経営計画書を作成するためには何が必要なのでしょうか?
それは、スタッフ一人一人が今何をすべきか、具体的に分かる行動計画書の作成が必須です。なぜならば会社の売上高はスタッフ一人一人の行動の積み重ねで作られているからです。
決算書に計上される売上高は一年分の金額が記載されます。しかし1年の売上は365日の積み重ねです。さらにその1日の売上はスタッフの個々の働きの成果です。
だからこそスタッフの行動計画が伴った経営計画書は威力を発揮するのです。